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2013

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展示【旧東京電機大学7号館地下】木炭壁画「そこで生えている。」(期間中断続制作)

TAT2013_SATO

そこで生えている。

一年前のことですが、2012年10月21日から11月25日の約一ヶ月、取り壊しになる直前の、
東京電機大学校舎の12階の一室で、絵を描き続けることになりました。
部屋を囲む壁に。その壁がなければ見えるであろう風景を。

「それがどうした」という話ではありますが、
銭湯の壁とか、寺の屏風とか、金持ちの襖とか、そういったところに、
「何か描かないか」となった場合には、その場に相応しいモチーフというものが大事で、
一般的には、それが富士山だったり松林だったり荘厳な滝だったりするわけです。

そのように考えると、何が相応しいかはわからねど、間もなく消えてしまう場所ですし、
周囲の景色をよく目に焼き付けておくのがいいのではないかと思ったのです。

今年は廃墟化した地下の壁に「何か描かないか」という話になりました。
昨年と違って見晴らしはよくありませんが、地面がとても近い。
周囲を歩き回ってみると、植物がよく目に入ることがわかりました。

そんなわけで昨年はビルだらけの風景画でしたが今年は植物だらけになりそうです。
ビルも植物も「生えている」感じが私にはとても好ましく思われました。

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  • 日時:10月19日-11月10日

  • 会場:
    • 旧東京電機大学7号館地下 

  • 参加費:TAT入場パスポート(800円)

  • 事前申込:不要

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